ケーブルのお勧め
マスタリングユースのモニター機材Avocetでモニターする事により、ミキサーの音も入ってこない為、今までより詳細にケーブルの個性が分かる様になりました。
数々のケーブルを試験した結果ゴッサム同士の細かな差異まで分かるようになりましたのでケーブルのお勧めを更新いたします。
今までオーディオの場合によく聴かれるジャンルによりケーブルのお勧めがありましたが、それもありません。
というのは本当に良いケーブルが無い場合は録音に使われていただろうケーブルで良い音を聴くことが出来ますが
ケーブルによる色付けによる個性は既に録音されていますので完全にフラットで無個性なケーブルさえあれば2重にケーブルで色づけをおこなう
必要も全くないと言う事がご理解頂けると思います。
一般的なオーディオ機器の接続はアナログの様な微細な信号を扱うところを除き、音源からのアナログ接続は聴くジャンルがアナログ時代のものがメインだったり真空管アンプを使用している場合にはGAC-2111、デジタル時代の比較的新しいワイドレンジな音源がメインならGAC-4/1を選んで頂ければ良いという簡単な形で実に自然な音になります。
つまりその状態で何かしら音にくせを感じる場合はケーブルでは無く機材や電源ケーブルなど別の部分を疑ってみてください。
オーディオでハイグレードな機材を使用している場合や録音には、プロ用スタンダードのGAC-2 PUR をお勧めします。
GAC-2 PUR、GAC-2は最近のデジタル時代にマッチしたワイドレンジなケーブルでかなりの高域までのフラット感があり、
設計がアナログ時代のケーブルであるEMT復刻のGAC-2111は、わずかにですが高域の空気感にアナログぽさを感じます。
特に特筆すべき点はチャンネルディバイダー周りは今までベルデン88760が一番良くこれ以上のケーブルは存在しないのではと感じていたのですが、明らかにGAC-4/1(録音やハイグレード機材にはGAC-2PUR)の方が抜けもよく曇りがとれ数段上のパフォーマンスを見せてくれた事です。
正直これ程のケーブルがあるとは思っていませんでした。もしかしたら他にこれ以上のものがあるのかもしれませんが、
発見できた時はすぐに発表したいと思います。
ゴッサムのケーブルについては一般的なオーディオではあまり知られていませんが、
プロユースではワイドレンジで音変化が少なく、くせが無いという高品質なケーブルという事でよく使われています。
GAC-2111、GAC-2 PURやGAC-4/1といったケーブルはレコーディングエンジニアの方やスタジオの方から、
他の製品とは異質の「フラットさと高域のなめらかさ」が有るとの評価で「指名買い」があるのがうなづけます。
ゴッサムケーブルはどれも他のプロ用ケーブルより数段レベルが上だと感じる抜けのよさとフラット感・表現力があります。
またゴッサムのデジタルケーブルについては、AES/EBUのデジタルの規格段階から関係のある企業で実績もあります。
環境や好みによっても違いはありますので大まかな参考にして頂ければと思います。
オーディオ用 | ||||
接続機器 | 特性・特徴 | ケーブル種類詳細 (コネクタは機材に合わせてください。) |
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前側機器 | 接続方法 | 後側機器 | お勧めケーブル | |
CDプレイヤー | デジタルバランス | DAC | 高性能、10m以上の長距離にも強い | ゴッサム(Gotham) GAC-2 AES/EBU |
CDプレイヤー | デジタル同軸 | DAC | 高性能、10m以上の長距離にも強い | ゴッサム(Gotham) GAC-1 S/PDIF-Pro |
CDプレイヤー、ー等の音源 |
アナログ接続 | プリアンプ プリメインアンプ ボリューム付パワーアンプ |
ワイドレンジ、オールジャンル |
ゴッサム(Gotham) GAC-4/1 |
ジャズ、クラシック、ロック等オールジャンルでアナログ時代の音源メイン
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ゴッサム(Gotham) GAC-2111 | |||
ハイグレード機材のオーディオ 録音向け |
GAC-2 PUR | |||
高域にギラつきあり 派手な音 丈夫さは1番 野外でも |
belden 8412 | |||
高域が少し膨らむ 非メッキ線で野外使用に |
VITAL バイタル VAM-265 | |||
抜けよく低コスト 5m未満 | MOGAMI モガミ 2549(2芯) | |||
5m以上 | MOGAMI モガミ 2534(4芯) | |||
レコードプレイヤー等の音源 |
アナログ接続 | フォノイコ、フォノイコ付きプリアンプやミキサー |
ワイドレンジ、オールジャンル | ゴッサム(Gotham) GAC-1 |
特に出力の小さな機材向け |
ゴッサム(Gotham) GAC-2 V1 Low Noise |
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プリアンプ | アナログ接続 | パワーアンプ |
一般オーディオ |
ゴッサム(Gotham) GAC-4/1 |
ハイグレード機材・録音 | ゴッサム(Gotham) GAC-2 PUR |
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チャンネル ディバイダー |
アナログ接続 | パワーアンプ |
一般オーディオ |
ゴッサム(Gotham) GAC-4/1 |
ハイグレード機材・録音 | ゴッサム(Gotham) GAC-2 PUR |
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PC、iPod等 |
アナログ接続 | プリアンプ プリメインアンプ ボリューム付パワーアンプ等 |
アナログ時代の音源向き |
iPod用ゴッサム(Gotham) GAC-2111 |
デジタル時代の音源向き |
ゴッサム(Gotham) GAC-4/1 | |||
高域にギラつきあり 派手な音 丈夫さは1番 野外でも |
belden 8412 | |||
高域が少し膨らむ 非メッキ線で野外使用に |
iPod用 VITAL バイタル VAM-265 | |||
抜けよく低コスト 5m未満 | iPod用 MOGAMI モガミ 2549(2芯) | |||
5m以上 | iPod用 MOGAMI モガミ 2534(4芯) |
映像系 | ||||
接続機器 | 特性・特徴 | ケーブル種類詳細 (コネクタは機材に合わせてください。) |
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前側機器 | 接続方法 | 後側機器 | お勧めケーブル | |
TV | 同軸F端子 | 壁にあるアンテナ用F端子 | 高画質、色合いの良さ、高音質 | belden 1695A 通常F端子ーF端子 |
TV | 映像用同軸 | DVD,HDDデッキ等 |
高画質、色合いの良さ、高音質 | belden 1695A 通常RCA-RCA |
楽器用(ギター、ベース、キーボード等) | ||||
接続機器 | 特性・特徴 | ケーブル種類詳細 (コネクタは機材に合わせてください。) |
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前側機器 | 接続方法 | 後側機器 | お勧めケーブル | |
楽器用(ギター、ベース、キーボード等) |
アナログ接続
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エフェクター、ミキサー、ギターアンプ等 |
ワイドレンジ、オールジャンル ノイズに強く、微小信号向き |
ゴッサム(Gotham) GAC-1 |
動きのあるライブ向き、断線し難い。 ケーブルは柔軟。 |
ゴッサム(Gotham) GAC-2 PUR | |||
ワイドレンジ、オールジャンル ノイズに強く、微小信号向き バランス接続向き |
ゴッサム(Gotham) GAC-2 V1 Low Noise |
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高域にギラつきあり 派手な音 野外PA・ライブ向き |
belden 8412 | |||
高域が少し膨らむ 非メッキ線 野外PA・ライブ向き |
VITAL バイタル VAM-265 | |||
抜け良く低コスト 5m未満 | MOGAMI モガミ 2549(2芯) | |||
5m以上 | MOGAMI モガミ 2534(4芯) |
マイクケーブル | ||||
接続機器 | 特性・特徴 | ケーブル種類詳細 (コネクタは機材に合わせてください。) |
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前側機器 | 接続方法 | 後側機器 | お勧めケーブル | |
マイク |
アナログ接続
|
エフェクター、ミキサー等 |
ファンタム電源、ノイマン向き |
ゴッサム(Gotham) GAC-3 |
動きのあるライブ向き、断線し難い。 ケーブルは柔軟。 |
ゴッサム(Gotham) GAC-2 PUR | |||
ワイドレンジ、オールジャンル 小出力機材向き ノイズに強い |
ゴッサム(Gotham) GAC-2 V1 Low Noise |
|||
高域にギラつきあり 派手な音 野外PA・ライブ向き |
belden 8412 | |||
高域が少し膨らむ 非メッキ線 野外PA・ライブ向き |
VITAL バイタル VAM-265 | |||
抜け良く低コスト 5m未満 | MOGAMI モガミ 2549(2芯) | |||
5m以上 | MOGAMI モガミ 2534(4芯) |
ゴッサム同士の個性
GAC-4/1、GAC-2PUR 全ての帯域において無個性 比較的大きな信号の接続となる機材同士の接続に良い。
GAC-1、GAC-2 V1 LowNoise、GAC-3 は信号の弱いマイクやアナログプレーヤーからフォノイコの接続、ギターシールドなどに向きます。
ゴッサム以外のケーブルで、次に個性が少ないと感じたケーブルは実はモガミの二芯ケーブルである2549になります。
音的にはゴッサムのケーブルには1歩及びませんが、非常に安価なケーブルでコストパフォーマンスが非常に高いと感じます。
特殊なケーブルとしてモガミの2803、2804を扱っています。
PCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)という特殊な素材で、圧倒的な高解像度のケーブルで埋もれている音が浮き出る感じがします。
PCOCC(単結晶状高純度無酸素銅)の為、強く引っ張ったり急角度でケーブルを曲げると、中の芯線やシールド線が切れてしまう事、
悪い音源でも艶やかに良く聴こえてしまう事と、2803の場合は1芯シールドでバランス接続にならない事等の理由で
レコーディングやマスタリングモニターには向きませんが、オーディオにはこの様な選択も有りだと感じ取扱いをはじめました。