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デジタル音源(PC設定)

デジタルというとアナログと全く違う新しいものとして捉えてしまいますが、実際にはデジタルというのは概念でフォーマットとして存在。

信号は常にアナログ的手法で伝送されデジタルアンプだとしてもそれは同じ。

デジタルは1と0しか転送しないという事なので1と0を明確にする事が必要。

デジタル伝送においては信号を矩形波で伝送するが、

完璧に短形波を全ての周波数で完全な形で伝送できる様な技術は今のところ無い。

デジタルデータは連続値ではなく離散値の為、データの区切りが重要になるのでクロック信号が必要になる。

そのためデジタル機器を多用するプロはマスタークロックジェネレータというクロック出し専用の機械を

各々のデジタル機器 に接続してクロックを 同調。

 

クロックジェネレータを再生にまで使っている様なマニアな方は除き、デジタルというのは分かりにくく

簡単に説明するのも難しいものです。

クロックジェネレータにしても使ってかえって悪くなる場合もあるので、実際は難しいところです。

 

ここでは今までに分かっているPCを音源とした場合のお勧めのPCの設定を紹介します。

PCは非常に進化が早いものなので、色々な問題は時間が解決してくれるのかもしれません。

 

Macの場合

機器セットの設定は音が悪くなるので外す。

モノトーン画面などシンプルな状態にする。

 

Windowsの場合

メーカー製のPCの場合不要ソフトを排除する。

自作の場合はパーツにこだわる。

 

Mac・Windows共通

ウイルスソフトはインストールせずに再生機専用とする。

周辺機器はなるべく少なく。

起動部分とデータ部分のハードディスクは別とする。

ハードディスクをSSDとすると稼動部分が無くなるのと速度が速くなる事で向上。

ハードディスクを使用する場合シークタイムの早いものを選択。

音楽ファイルはaiffでは無く、無圧縮16bit44.1khzの .wav で保存する。

メモリ量を極力多くする。

OSは英語で開発されているため、英語版が一番シンプルです。英語版OSのインストールも有効。

ハードディスクの場合はデフラグをしてハードディスクの断片化を防ぐ。

iTune使用の場合は画像やデータの表示をなるべく少なくする。

 

ただ、これらの事でPCに入れた音楽データが変化する訳では無いのに音が良くなる理由として考えられるのは幾つか理由があります。

例えばアップデートを繰り返し、ハードディスクの断片化が進んだ状態であればハードディスクはランダムアクセスを繰り返し

震動が大きくなります。またハードディスクの負担が大きい場合には電源にも影響があると考えれれます。

これらが色々な影響をしていると思われます。

 

実際にMacで感じたことですが、MacはOSのアップデートがよくありその度に高域が伸びてくる様に感じた事があります。

またWindowsでもMacでもiTuneを使っているとアップデートで高域が伸びてくる様に感じた事があります。

これらが音が良くなったからという時もあるでしょうが、どちらかというとハードディスクの断片化等により

震動が大きくなり高域が歪みよく聴こえてしまった錯覚の時の方が多いと考えられます。

 

マニアックなOSのクリーニング

昔のOSはフロッピーに入るぐらいのデータ量しかありませんでした。

それから時代は進み現在のOSはDVDメディアでインストールするぐらい複雑化し重たいデータ量になっています。

しかし音楽再生専用と考えると不要な機能がほとんどですので不要な部分を削除し軽量なOSとして作動させる事で高音質になると

いう事を実験しているオーディオマニアもいて実際に音も聴きましたが、通常では考えられない様な良質な音が出てきます。

 

ただ、これは非常にマニアックでとっつきにくい形ですが、HDDをSSD化する事で同じ様な効果が得られます。

こちらは結構簡単に出来る事ですし、SSDの価格が下がっているので試しやすいです。

 

要は徹底的に設定をシンプルにしてハードディスクの負担を軽くしてやる事がPC音源の高音質への1つの道です。

 

いつかはハードディスクも無くなりSSDの様な稼動部分が無いデータ記憶装置が標準になり

尚且つ高性能な物が標準スペックになれば 、PCについて色々考える必要が無くなる時代がきそうな気がします。

 

 

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